[2003.02.05]
  涙の後先


 ▼Slammerが残した真の問題点と教訓(ZDNetエンタープライズ)
  http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0301/31/epn14.html


 君の涙をぬぐうことはしない。気が済むまで泣いた方がよい。そして,涙を流し終えたら,僕が…。

 ワーム,SQLスラマーが登場して約1週間。当初のような爆発的なトラフィックは収まった。だがSQLスラマーは,セキュリティの原則では対応できない問題を内包していることもわかった。パッチが適用できなかったり,作業が複雑だったり,パッチによって問題が発生することも報告されている。また,ユーザーが気付かないうちにワーム被害を引き起こすアプリケーションをインストールしている可能性もある。

 感染したサーバーはとんでもない量のパケットを飛ばし,それによってみつけたサーバーからまたパケットを飛ばす。感染したサーバーの管理者にとってはコードレッド以来の惨事,なのだろうが,一般ユーザーにとっては全体的なトラフィックの停滞の方が大問題だった。その意味で,SQLスラマーの攻撃は,ネットワークの核心を壊す,過去に例のないものだった。

 毎度毎度,大きな問題が起こるたびにパッチを当てようとか,意味のないサービスは停止しようとか聞き,今回も記事にあるような付加的要素もいくつかあるけど,結局は同じ結論に達する。涙ならいっそぬぐったりせず,思うままに泣いて,気が晴れたら優しい言葉でもかけた方がよいが,ワームには涙を流し終わったらなにも残っていなかった,ということもあり得る。彼女の涙,と同じ対処ぢゃダメなのに,いつまでこの毎度毎度は続くのだろう?


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